借金をされていた方が亡くなった場合、その支払義務を相続人が引き継ぐことになりますので、借入先の業者が相続人に対して借金の督促をすることがあります。
その場合、「支払います」ということを話してしまうと、相続を承認したと判断されますので、相続放棄ができなくなってしまいます。その場合、借金を全額支払う義務が生じてしまいますので、注意が必要です。
したがって、相続放棄をする前に業者から支払いの督促があった場合は、その場で判断せずに、」調べてから返事をします」ということだけを告げて、亡くなった方の財産や負債を把握した上で、返事をしなければなりません。